ARTIST

takahashi shizuko - textile & bags
しずく糸・高橋静子(植物染手織り物と柿渋染帆布バッグ作家)
作家略歴
岩手県花巻市にて、植物染め・手織りマフラー、ショール、柿渋染め帆布バッグの制作を行っております。
柿渋とは青い渋柿を砕いて絞り1年以上発酵させたもので、少し粘りのある茶褐色の液体です。しずく糸では京都や三重の製造会社から取り寄せて制作しています。柿渋液に布を浸けて染めたあと日に当てる作業を数回続け、約1カ月で濃い色に染め上げます。柿のタンニンが酸化して色が濃くなるほか、布が固く丈夫になります。鉄媒染をした焦げ茶色や、藍との重ね染めもあります。
染めた後1年間位は酸化が進み少しずつ色が濃くなります。一方、布がこすれた部分は色が薄くなり、また最初の頃よりも布全体が柔らかくなるなどジーンズのように風合いが変化していきます。柿渋染めには布を育てる楽しみがあります。 しずく糸・高橋静子
植物染め手織りマフラー、ショールは、幾何学的な柄が織り込まれ、特色ある色の組み合わせです。明るい色と絵柄のものも多く、身に着けるのが愉しくなる作品です。柿渋染帆布のバッグは、一点一点が、違うデザインと形、帆布の生地の厚み、染具合や素材も微妙に違います。そのため、種類と用途、大きさ、などバラエティがあります。チャックや金具を使用はしない中での、使い勝手の良さ、軽さ、ポケットの配置、持ち手の長さ、使う人の目線での工夫が随所にみられます。使うほどに年々色も生地も馴染む帆布の柿渋染ならではな変化によって愛着が深まります。
◆ Exhibition info:
<plan to exhibit>
<past exhibit achieved>
展示風景: 2018年11月「しずく糸・高橋静子展」
植物染め手織りショール
柿渋染帆布バッグ
2017年冬から新春への暮らしと装い展、グループ展
植物染め手織りマフラー
<past exhibits> 展覧会風景
2018年11月「しずく糸・高橋静子展」