EXHIBITIONS

松本寛司 木工展

松本寛司 (木工作家)

会期:2015年 3 月 5 日(木)より 3 月 15 日(日)

オークや栗の木をつかい、一つ一つ手で彫り、すべての工程を一人で行い天然のオイルで仕上げている松本寛司さんの食器等の木工作品。木と向き合い、形を模索し探りながら、丹念に彫り込こまれた、捉われない柔らかみのある優しい形、木目と色、彫り具合。長年使うほどに色艶が変化し、より奥行きの深さが感じられます。食卓にとけこむ木のぬくもりを感じてください。

作家略歴
1976年愛知県生まれ。

愛知県旭ヶ丘高校美術科卒業。
仏像の修理、制作会社に5年ほど就職。
アルバイトをいろいろしながら、美術作家を目指す。
多治見市のstudio MAVOに部屋を8年程借りる。
愛知県田原市に工房を構える。

ナラや栗の木を使い、生活の道具を手作りする松本さんの作品は、丹念に彫り込まれた柔らかみのある形、樹種、木目の色、彫り具合が特徴。天然の油で仕上げることで、生活とともに色つやが変化し、愛着がわく物作りを目指しているそうです。

松本寛司さんの木工展を開催するにあたって:テイスト、感性が合う木工作品を心のどこかでいつも探していた所、松本さんの作品に出会い、ふと惹かれ何か呼ばれるような感じがしました。持ちかえってみると、思ったとうりマミカで扱う陶のうつわ等とも波長があいました。松本さんの作品によって、日々の生活の傍らに木の温もりを感じて頂けたら嬉しいとおもいました。

 

 

 

                   

 

 

                    

 

 

                    

 

【木の器のご使用方法】

木の器のお手入れは、えごま油やくるみ油などさらりとした天然植物油をお使いください。使っていくうちに乾いた感じになったら、オイルを塗るようにしてください。こうすると表面が油膜で覆われるので、水気のあるものや油物にも安心して使用できます。長くお使いになり、木が毛羽立つ事がありましたら、サンドペーパー(320番~400番)で木目に沿ってみがき、オイルを塗って頂くと更に艶が増してきます。ただし、パン皿としてお使いの場合は、オイルを塗らずにご使用ください。水分を吸収する木の特性を活かし、焼きたてのパンをおいしく召し上がって頂けます。お使いの後は、汚れを取り、水分を拭き取ってからよく乾燥させてください。湿度が高く長くしめっていると、黒ずんだり、カビがはえたりします。表層を削れば直すこともできます。木の肌触りや色艶の変化を楽しんでいただき、末永くお手元に置いて頂ければ幸いです。

【補足】

油をつかった物にお使いなった場合、もしも水洗いだけではとれにくい場合は洗剤を使って洗って頂いても大丈夫です。洗った後、水分を、乾いたふきんでよくとって、乾燥させてください。えごま油やくるみ油などの実からの油がさらりとしていてお勧めだそうで、スーパー等にも売っているそうです。オイルでお手入れする際は、キッチンペーパーなどに少しつけて、よく伸ばしてつけるとよいようです。乾くまでに少し時間がかかり(2-3日)、できればその間にほこりなどが落ちて付いてしまわないよう気を付けて、乾いてからしまうようにしてください。木工の作品は、ずっと長く使って頂けるもので、手でなでて手の油などもなじませてあげると、使うほどに色つやもでて愛着がわいてくるようです。