ARTIST

chapeliere sachi - chapeau

梅津幸子 (帽子作家)
作家略歴
成城のアトリエにて帽子創作。女子美術大学、桑沢デザイン卒業後、Salon de chapeauや帽子専門家に師事し帽子を専門的に学び修行後、独立。
夫婦で40年以上のキャリアで本物志向の帽子を専門的に制作し続けている。
ヨーロッパの伝統的木型をつかった方法での帽子制作もいまだに行っている。銀座、原宿などの帽子専門店、百貨店の帽子売り場、オーダー制作、著名人のオートクチュール制作など、受注先は多岐に渡る。正式な正装向け帽子から、普段使い、エレガントからカジュアルまで、様々なシーンやニーズに合わせて展開。ギャラリー向けには作家名Chapeliere Sachiで、自由に制作。


成城にあるアトリエに伺うと、まるでイタリアのアルチザン、帽子職人アーティストのアトリエのごとく、素材やスタイルがそれぞれに異なるたくさんの帽子、木型などがおかれています。以前男性用パナマ帽を、ギャラリーのお客様のオーダーで制作頂いた際に、南米からの素材をつかってくださり、まるでイタリア映画に出てきそうな本格的なパナマ帽ができあがってきました。

幸子さんの帽子に出会ってからは、人の一番重要な部分である顔のすぐそばにあり、そして、頭の一番上に帽子をかぶることで、その人を表現することができ、また帽子を変えることによってその人のイメージもガラッと変えることもできる、と感じるようにもなりました。一つ一つ、制作はすべて手作業で、過去に制作されたあらゆるタイプの無数にある型紙が引き出しになり、依頼すれば、恐らく作れない帽子はないそうです。
型に当てながら作り出される帽子はどれもかぶり心地がよく、手作りならではの頭にすっと収まるフィット感。幸子さんの手からは、マジックのように、個性的で、この上なくやわらかいエレガントな曲線の帽子ができあがってきます。

 

◆作家作品:WEBSHOP→作家欄「chapeliere sachi」よりご覧いただけます。

◆ Exhibition info:

<past exhibits achieved>過去の展覧会 2020年10月23日~Chapeliere SACHI の帽子&HANAのBAG  展」に参画。

       

 

キャプリーヌ・ライム 天然素材麻、手染め

 

なぜか懐かしい洋画の女優たちがエレガントな帽子をかぶったシーンやヨーロッパの街並みや情景などが思い起こされ優しい空気が流れます。「ティファニーで朝食を」「マイフェアレディ」「シャレード」など、映画の中のオードリーの帽子姿のシーンが時折、ふっと浮かんでくるのでした。

洋画、特にオードリーヘップバーンがとてもお好きだそうです。たしかに有名な洋画の中には、必ずといってよいほど、名女優男優とすてきな帽子姿のシーンがあります。

帽子制作にむきあうとき、理想とするイメージをえがいて、常に夢を描くように帽子への「浪漫」や「あこがれ」、そんな想いも描きながら重ね合わせるように制作なさり、熟練された技術、経験、デザイン力、技、と感性と一緒に臨場感もって表現され、人にやさしさや楽しさ、おしゃれな夢を与えてくれるような帽子が出来上がってくるのかもしれません。

エレガントな帽子のみならず、ベレーやキャスケット、など、ちょっとボーイッシュな帽子、色、種類、デザイン、リボンなどのあしらい、日々の暮らしのシーンにあわせてつかえる色々なタイプの帽子がどんどんとびだしてきます。

 

        

ツートンクロッシェ リネン100%        ツートンクロッシェ リネン100%

パープル&グレー                  ベージュ&グレー

 

       

麻キャプリーヌパープル               ピンククロッシュバンタル

       

パナマ帽

 

マニッシュナチュラル