ARTIST

sara - woodblock print

沙羅 (木版画家)
 
1982年愛知県生まれ。
東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。
展覧会での作品発表のほか、書籍や雑誌などの挿画を手がける。
著書『木版画でかわいい雑貨』(美術出版社)。
挿画を手がけた書籍『青い鳥の本』シリーズ4作(石井ゆかり著、パイインターナショナル)、『季節を知らせる花』(白井明大著、山川出版社)、『詩集 くだもののにおいのする日』(松井啓子著、ゆめある舎)など。
アトリエ灯を貝山伊文紀とともに主宰。


大学では主にデザインを専攻、大学院でもデザイン科の先生であり、シルクスクリーンなども学んだそうです。
版画は、その質感などすごく好きで、まったくの独学で勉強されたそうです。
主に自然、木々、動物が、対象になっている作品が主だそうです。
版の上で、色をつくりながら刷っていくため、Editionでも一枚一枚色が違うそうです。

沙羅さんの版画作品の中の世界は、驚くほど、静かで、シーンと静まり返ったような気配。森や山のまわりの静寂、空気、匂い。沙羅さんの版画をみていると、まるで自然の景色の中に自分も身を置いていてその空気を吸っているような空気感、自然の気配を感じ、森や山のふとした情景を垣間見たような感覚がします。それはちょうど、山を歩いているときに、ふと目にはいった、木の枝にとまっている鳥、その様子を息をひそめて観察していると、ふっと、空に向かって飛び立った姿、その瞬間を垣間見たような、感じがします。

沙羅さんの版画の特徴は、その色彩感覚にもあります。沙羅さんの版画で表されている独特の色彩感覚、沙羅さんがつかう美しい色、配色、細やかな木々や鳥、動物の描写、今にも動き出しそうな表現力。
みる人は目と心を洗われるような気持になります。

 

沙羅さんが表現する自然とどうぶつの描写、そしてその美しい色は、さらに向こう側の光景のようでもあります。

 

作品情報

◆オンラインショップ→カテゴリー「WEB展覧会」→「森は生きているⅡ展」→「沙羅(木版画)」※展覧会に出品された作品をご覧いただけます。閲覧専用

 

 

◆「うさぎ」

書籍; 『うさぎがきいたおと』の原画です。 (書籍『うさぎがきいたおと』絵:沙羅 おはなし;上島明子 ※美篶堂のオンラインショップより販売。トップページにもなり紹介されています。)

マミカオンラインショップ→カテゴリー「平面作品」→「沙羅(木版画)」(常設作品・販売中)

 

 

Exhibition info:

<past exhibits achieved>過去の展覧会

2020年10月1日「森は生きている展 -どうぶつたちのカーニバル-」に参画。

2018年10月「森は生きている」展グループ

展示風景