ARTIST

shimizu saki - glass

清水早希 (ガラス作家)

石川県金沢市生まれ
2007 富山ガラス造形研究所造形科卒業
金沢市にて制作活動

展覧会
石川、東京を中心にグループ展等で発表

受賞歴
2014 「クラフトで乾杯!」/審査員特別賞/北海道

取り扱い
縁煌(えにしら)オンラインショップ
銀座の金沢オンラインショップ
明日風Asukazeオンラインショップ
atelier&gallery creava/石川

◆ WEBSITE: トリブーショイ硝子工芸舎 https://tri-busoj.com/

 

2018年「森は生きている」展に出品してくださった清水早希さんの箱からは、ピエールという名前のガラスのどうぶつや、不思議なオオカミの絵が金彩で施されたワイングラス、そしてドイツ語で人形という意味の「プッペンシュピール」というどうぶつのネックレスの作品が5体とびだしてきたのでした。

まるで外国のおとぎ話の中からやってきた、ヨーロッパのカーニバルのような衣装をみにまとったあやつり人形のような、どうぶつたち。その小ささと繊細さや、一つ一つの表情、衣装、隅々まで神経が配られた仕上がり、におどろかされました。早希さんの頭の中詰まっている創造力の世界感が、玉手箱からとびたしてきたかのようでした。精巧な緻密な金彩が一つ一つ、施されています。自身の描く想いや創造、空想の世界を表すためには、妥協をせず、ガラスにむきあって、一つ一つ丹精込めて、現実の世界へと導きだして表現しているのが感じられます。透明であったり光を透かし、時には光、現実と非現実の境のような幻想的な、「ガラス」というものが、早希さんにとって、空想や夢の中の世界を、再現してくれる最良の方法なのかもしれません。

 

早希さんの想像力と精密な技術、表現力、観察力、それらが融合して生み出されてくるガラスの作品には、はっと息をのむほど、繊細であり、そして奥深い優しさや美を感じます。

 

◆ Exhibition info:

<plan to exhibit > 2020年10月1日からの「森は生きている展 -どうぶつたちのカーニバル-」に参画予定。

<past exhibits achieved>過去の展覧会 2018年10月「森は生きている」展グループ

展示風景

葡萄酒のグラス

金彩の制作工程は、
まず、吹きガラスで本体を作り、次にリューターという工具でガラス表面に絵柄を彫り(この作品の場合、動物のシルエットを残しながら周りを彫っていきます)この段階では彫った部分は仕上がりよりも白くザラザラしています。次に金液という絵具(金を特殊な有機溶剤で溶かした液体状の塗料)を筆を使って金に仕上げる部分に塗布します。そして、電気炉に入れて焼成します。焼き上がりは純金に近い金の膜が焼き付きます。(純度95%程度)電気炉で温度を上げることで彫った部分がほんの少し溶けてしっとりした擦りガラスになります。

ガラス生地に絵柄を彫る工程はやり直しが出来ないため、時間をかけて慎重に進めます。金液で着彩していく工程についても、基本的にはやり直しが出来ないので集中力を切らさないように進めます。絵柄によっては息を止めたりもします。

このようにしてこの葡萄酒のグラスはつくられています。

 

 

 

指の長さ位の小さくて精密でファンタジーな、どうぶつのネックレス。

                   

プッペンシュピールや小さなボブは、バーナーワークという、卓上バーナーを使用してガラスを溶かして形を作っていく成形技法で、

生地の部分をつくっているそうです。

                  

 

小さいボブ、と大きなボブ。